2020年3月2日の225予想
おはようございます。今日から3月相場のスタートです。二日新甫は荒れるといった相場格言もあるらしいのですが、さてどうなるでしょうか。
今週の値動き予想については土曜日の記事で触れたとおりですので、その後のアップデートとなります。
週末に気になった材料は以下の記事でまとめてあります。
ネガティブポジティブ相まみえるみたいな感じで、プラスマイナスどちらに働くのかはまったく解りません。ただし週末取引可能なIG証券のWeekEnd WallStreetでは3月2日8:00の時点でー700ポイントの下げになっています。
またドル円も107.43付近での推移となり、あまり雰囲気はよろしくありません。
では日経225はどうなるでしょうか。日足でもういちど確認してみましょう。
先日も解説したとおり、黄色の先行線がおだやかに変化しています。期間にすると10日程度。今週前半あたりでいったんの底打ちがあるかもしれません。ただし底値当てをすることはお勧めできません。
下段の乖離チャートに現れているとおり、ボラタリティは大きくなり、陰転サイクルはまだ前半です。直前の陽転サイクルと同程度の期間は少なくともありえると考えるべきでしょう。
下落地合は2番底がありますし、天井三日底百日の相場格言もあります。しばらくは底値探しの冴えない動きになることでしょうし、場合によっては更なる急落もあり得ます。
もちろん、各界の介入等による一時的な反発も当然のようにありますが、当面は様子見が良いかと思います。
今回の下落で気になるのは、通常の下落ではまずファクトがあります。今回は新型コロナウイルスの感染拡大のファクトがあり、これが取り除かれれば株式相場も反発に向かうはずですが、今回はさらに経済活動の収縮が加わります。これは後々どのような影響を与えるのか、今の時点では解りません。ただし、少なくとも各界がこの状況を打破しようとさまざまな対策を打ち出してくるはずです。まずは注意深く状況の推移を監視しましょう。
では本日も生き残りましょう。
19:05 追記
本日もお疲れ様でした。幸いなことに225は高値21500まで持ち直して、連日の下げはなんとか止めた模様です。では今日の反省会です。
日足を見てみましょう。
本日の足が上ひげ陽線となっています。これは東京市場クローズ後に売りがでて21050近辺まで売られてしまったためです。金曜日の足と組み合わせれば長い上下ひげの短陰線です。ここはセンチメントを良くするためには今日の終値を21500以上に持ってきて欲しいものです。
では15分足で今日の値動きを追ってみます。
今朝のCFD225寄り付きが安値をつけてしまい一時はどうなるかと思われましたが、日銀による経済刺激策の発表により買いが入り12時過ぎに21500を越えました。その後は広めのレンジで揉み合いに入り、欧州時間あたりから再び売られる形になっています。
モメンタムでも後場に峠を越して下げトレンドに入っていることが解ります。乖離チャートでは広めのレンジでの揉み合いを示しています。
この後はしばらく現在の下トレンドが継続するでしょう。ただし若干の戻りはあるはずです。後は米国時間で新しいトレンドがでてくるのではないかと予想しています。
今後しばらくの時間をおいて二番底を探しに行くと予想していますので、あまり楽観的にならないよう、引き続き注意して市場動向を観察するようにしましょう。