2020年3月3日の225予想
おはようございます。本日は3月3日のひな祭りです。時の過ぎるのは早いものです。
さて昨晩の米国市場ですが、夜半までは冴えない動きでどうなることかと思われましたが、幸いにも切り返すことができてNYダウは1293ドル高となりました。コロナウイルス感染拡大による経済への影響をに対して各国中銀が協調介入する旨の報を受けて市場に安心感が広がりリスクオンになったとの解説もあります。
また本日はスーパー・チューズデーで米国大統領予備選挙の注意日です。こちらで民主党候補者選出でバイデン元副大統領が有力となり、市場に安堵感が広がりリスクオンになったと見方もあります。
さて、これらを考慮しつつ本日の値動きを追ってみましょう。只今07:20です。
まずは日足から。
昨晩下げはじめた際には、一番底探しがまだ続くのかと多少危機感を感じましたが、昨日に長い陽線をつけていったん底打ちの形になりました。価格的にも21482と悪くありません。モメンタムでは下側に抜けていますが、ここからさきモメンタムと価格が合流する方向で動きます。おそらく戻しても22300程度、下げ圧力も残っていますからまだ油断はできませんが、とりあえずは一息といったところです。
乖離チャートでもそろそろ戻りそうな気配を感じます。
では60分足です。
昨日の08:00で底をつけ上のシグナルがでて切り返した形になっています。17:00あたりからの下げには少し危機感を抱く場面もありましたが上手く切り返しています。モメンタムでも陽転入りしチャート形状は良くなっていますが、すこし戻しすぎなため調整が必要でしょう。
乖離チャートでは広いバンド幅を保っており、ボラティリティの高い地合であることを示しています。また現在は陽転サイクル中ですから、ここから1~2日でまた陰転する可能性がありますので、まだまだ警戒は必要です。
15分足です。
こちらも60分足と同様の形で切り返していることがより細かく読み取れます。今朝03:00頃に変化点があり、ここで下げてしまいましたが上手く持ちこたえてトレンドを継続しています。この形であれば東京時間は比較的安定した値動きになるかと思います。
乖離チャートでも同様ですが、こちらはやはり調整の可能性を少し示していますので注意が必要といったところです。
今後の変化点はまだ見えていませんので、現在のトレンドがどの程度続くかに注目です。
総括としては、本日はおそらく波乱の無い動き。日経は昨日の引け値と同値あたりで寄り、前場は多少上下、後場はボックスのいつものパターンかと思われます。
ただしまだ根本的な問題は解決していないので、二番底を探しに行く可能性が残っていることを念頭に注意深くトレードすることにしましょう。
ボクの当面の戦略は短期トレードに徹するです。昨日のTweetをご覧になられた方はご存じかと思いますが、数分程度で確実に値幅を取る手法で、なるべくリスクを負わないトレードを心がけています。
それでは本日も生き残りましょう。
16:45 追記
お疲れ様です。本日も反省会です。
15分足で今日の動きを追ってみましょう。
寄り付きこそ21720の高値をつけて安堵感が広まりましたが、その後は売られ続けてる展開に。後場も断続的な売りが入り、大引けで21000を割れてしまいました。
売られた原因としては、今朝方も紹介したG7における協調介入について、関係筋から「現時点で協調利下げや財政出動は盛り込まない方向で調整」と伝わった直後からうあれていますので、これが原因ではないかと考えます。また今夜はスーパー・チューズデーでもあり、一部がリスクオフに動いたとか、期末の益出しの売り等々さまざまな憶測が流れていました。
とはいえ、東京時間で持ちこたえる予想は外れました。下げの警戒の方が当たりました。引き続き不安定な値動きとなることが予想されますので、慎重なトレードを心がけましょう。
今後の動きについては、今夜のイベントを通過するまではまったく読めない状態です。いったん米国時間までは上げてくる展開があるかもしれません。