ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年3月5日の225予想

おはようございます。昨日は雨降りの東京地方でしたが、本日は晴れるとのこと。このようにして雨を挟みながら春に向かっていくのが良く解ります。

 

さて、昨晩の米国市場。ダウは1173の大幅上昇となり27090まで回復しました。これは米国予備選挙でバイデン氏がほ確実になってきたことから市場に安堵感が広まった事、ADP、ISMの指標が良かった事、また新型ウイルス対策の予算が決まった事など、複数の要因が考えられます。

 

www.bloomberg.co.jp

 

そこでたまには米国のダウ平均チャートにも目を向けてみましょう。

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フィボナッチは参考程度です。今回の戻りが下落前高値からだいたい50%のところに位置することに注目しましょう。半値戻しですから戻り高値としては妥当なところです。根拠の整理はしていませんが、だいたい半値戻しで下落地合はいったん一休みといったところでしょう。

 

いっぽうの225はどうでしょう。

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こちらはなんとも戻りが鈍い感じです。これがこの後どのように影響するのか、とても気になるところです。

 

さて、それではチャート検証です。ただいま08:05。まずは日足から。

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ここ4日間のローソク足から下値が切り上がっていることが解ります。そして昨日の陽線は高値取りまで行きませんでしたが、ひとまずの安心感を与えてくれ、モメンタムとの収束を予感させます。おそらくこのままの動きであれば来週にはモメンタムを上抜き、今回の下落トレンドは終了となるでしょう。ただし下落相場は2番底がつきものです。必ずではありませんが、引き続き警戒は必要です。

 

日足チャートの先行線からは、あと3~5日程度で変化点が見えます。したがって来週のSQあたりを無難にこなせるかが鍵になるでしょう。

 

乖離チャートからは陰転サイクルの終わりを示しており、いったんは上を目指すと思われます。

 

次に60分足です。

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まず乖離チャートのボラティリティバンドが徐々に狭まっていることに注目しましょう。現在はボックス入りしている事を示しています。若干幅の広いボックスですが、この後さらにバンドが縮小して行き、やがて新しい方向性が出てくるでしょう。

 

60分足チャートでも陽転陰転を繰り返し、昨晩から陽転サイクル入り。昨晩の21時からの下げを上手く切り返して上トレンドに乗っています。この後14時頃に変化点が見えていますので、ここで上トレンドを維持できるかどうかに注目です。

 

ただし、現在陽転中でそれなりに時間が経過していることから、順番なら次は陰転入りするであろう点は注意が必要です。

 

では15分足です。

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こちらも60分足と同様ですが、昨日の9:00に始まった陽転サイクルが3度延長されている点、および現在上昇の力が弱くなりつつある点に注意しましょう。この動きが継続するなら、おそらく13時あたりに先行線と収束して新しい方向性が見えてくると思われます。下向きの可能性が強いと考えます。

 

乖離チャートでも現在陽転サイクルから陰転入りしつつあることを示しています。

 

したがって今日の東京時間は、いつもどおり前場は上下に振ってきて、後場から下方向に向かう可能性が高いと思います。とはいえ大きな値動きにはならないとは思いますが、ここ最近の値動きから決して油断できないことはもちろんです。

 

そして現在のオセアニア時間で若干の上下が見られます。要注意で良いかと思います。

 

それでは今日も一日生き残りましょう。

 

16:30 反省会です。

さて今日の値動きですが、だいたい予想通りになりました。多少レンジが広いのは最近の傾向ですからご容赦ください。

 

ではチャートの検証です。15分足で振り返ってみましょう。

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予想では13時あたりからとしていましたが、やはりオセアニア時間の動きで感じたイヤな予感が正解で、今朝の寄り付き直後から大きく売られ、買い方の抵抗があるもダラダラと下げ、14:00に大口の買いが入るものの引け後に売られて結局は広めのボックスとなりました。

 

この後の欧州時間は若干じわじわと買われるもボックス、米国時間でまた方向性がでるはずですが、なんとなく下かなといった感じです。

 

まだまだ気の許せない地合が続きます。いっそうマーケットに注意しましょう。