ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年10月1日の225チャートチェック

おはようございます。今日の東京地方はくもり、ときおり雨がぱらつく肌寒い陽気です。今日から10月相場ですので、心機一転秋相場に臨みましょう。

 

昨晩のNYダウは+381、27781と反発です。一時は+508と28000を越える展開もありましたが引けに掛けて若干値を崩しました。昨日の動きはTEAMハロンズさんのまとめをご参照ください。

 

ではチャートチェックです。ただいま08:05。15分足です。

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昨日は米大統領選挙候補者の第一回TV討論会があり、日本時間の朝方は動きづらい展開でしたが、討論会終了後から売りがでます。前引けではTOPIXがそれほど下げていなかったため、公的資金の介入もなく後場にかけて一方的に売られる展開で、大引け前には23160まで下げます。その後オセアニア時間では小動き、米国時間で徐々に値を持ち直して現在は23350前後で推移中。

 

昨日の朝の揉み合いで方向性が見えなかったのは、この討論会が一因でしょう。またここまで売られたのは月末の売りフローが重なったこともひとつです。

 

ただいまのところモメンタムリボンはわずかに陽転。移動平均は上トレンドを弱いながらも延長しそうです。乖離チャートは上限バンドを探っていますので、東京時間寄り付きあたりはいったん下げる場面があるかもしれません。おそらく10時頃までに出た方向で今日は推移することでしょう。

 

今日から10月ですので月初の買いフローがでる可能性もあります。また今日の225は昨日よりも高値寄りで推移しますので公的資金の介入は無さそう。となれば上げたとしてもそれほどの強さは無いでしょう。せいぜい23450あたりでしょうか。また下値も23100あたりが目安かと予想します。全体的には300円程度のレンジ相場がしばらく続くと思われます。

 

60分足です。

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60分足だともうすこし全体像が見えてきます。25日の安値からのリバウンドでいったん高値を取った後に再度下げて見事なレンジを描いています。もうすこしスケールを広げると、ここでもペナントを描いていることがわかります。全体的な値動きとしては若干上げ圧力があるかなと行った感じで、下値を切り上げ、高値維持となっています。

 

日足です。

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昨日も解説したように一昨日が上ひげで高値を更新できずで雰囲気が悪くなっている所に昨日陰線を引きました。ただし買い圧力もあり値は崩れていません。現在のところ陽線を引きつつあり、24日線と重なった状態です。ざっとチャートを俯瞰してみるとわかるように8月から下値は切り上げ、高値は更新できずのペナント型となっています。これは断続的に買いが入るものの、高値を積極的に買っていくほどの力が無いことを表しているのでしょう。となれば次の材料がなければ高値更新はあまり期待できなそうです。

 

ここでひとつ気になるニュースがあります。

www.nikkei.com

来週から始まるブラックアウト期間が年末まで延長されます。これは米株に対する買い圧力が減少する可能性があり、この期間は流動性が乏しくなるかもしれません。少し注意したほうがよいでしょう。

 

また衆院解散が見送られる可能性がでてきました。

news.yahoo.co.jp

市場的にはポジティブなのでしょうが、となると現在の首相の任期は来年秋となります。これがどのように影響するでしょうか。

 

米大統領選を控えたこの秋相場はまだまだ荒れそうです。それでは本日も生き残りましょう。