ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年6月29日の225チャートチェック

おはようございます。今日の東京地方は晴れ。気温23度。梅雨の中休みといった感じの爽やかな朝です。

 

先週末のNYダウはー730で25015と少し大きめの下落となっています。これは米国内におけるコロナウイルス感染拡大や、その他いくつか要因が考えられます。にこそくさんの以下のまとめを参照ください。

 

それよりも一つ気になる点として、投資部門別売買状況で海外勢が売り越しとなっています。これは大きな資金の流れが変わった事を意味していますので、若干の注意が必要です。

 

以下のチャートをご覧ください。これは日米の株価指数を比較したもので、2月の日経平均高値を起点にしています。すこし見づらいかもしれませんが、5月中旬より日本株は米株とは別な資金が入っているようにも見えます。これが日本株の底堅さに繋がっているのでしょう。マザーズNASDAQの新興指数は個人資金かと思われます。いつこれらの流れが変わるのかにも注意です。

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さてそれでは本日もチャートチェックです。ただいま07:45。日足からです。

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いまのところ先週までの流れとは変わっていません。日足では今日の時間外で6日線を下回りましたが、いまのところ反発の動きです。今日長めの陰線を引けば下落トレンド入り確定となりますが、モメンタムリボンの動きからは今日明日は多少抵抗する動きが出そうな気配です。

 

乖離チャートは完全に揉み合いに入っており、こちらは方向性が読めません。

 

60分足です。

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オセアニア時間寄り付きでギャップダウンとなり、現在買いが入っている最中で陽線を引いています。いったんギャップを埋めてから、あらためて方向性がでるかもしれません。モメンタムリボンは陰転サイクルの下トレンド入りでほぼ確定。ここから少なくとも24時間は続くはずです。14時頃から少し大きめの変化点がありますので、ここで反転できれば22400あたりまでの戻りが期待できるでしょう。下に抜ければ21500です。

 

乖離チャートは下限レンジを試している最中ですが、現在のローソク足が大きな戻りの動きとなっており、こちらも動きが読めません。

 

15分足です。

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26日の東京時間で22580を試した後に下シグナル点灯。そのまま売られています。特に米国時間の寄り付きからの売りが強めでした。現在はオセアニア時間寄り付きのギャップダウンを埋める動き。ただし15分足の陰転サイクルを下抜けしている点が気になります。このギャップダウンが少し急激な変化点を作り出しますので、この後の動きには注意が必要です。今日の変化点は10:00、16:00あたりです。

 

乖離チャートでは下限レンジタッチからの反転です。急激に下げたので戻りもそれなりに強くなっているように見えますが、現在の基準値が下がっているはずです。

 

今日の東京時間は、寄り付きは現在の買われている動きを引き継ぐ形でいったん反発しようとするでしょう。10時頃に新しい方向性が出そうですので、いったんは様子見でしょうか。おそらく大きなトレンドは下方向だと思います。ただし冒頭にも書いたように、東京市場は別な資金の動きもあるので、とつぜんまとまった資金が入ってくることもありますし、公的資金の介入も考えられます。このところの株価指数はトレンドが激しく入れ替わりますので、なかなか長期でのポジションホールドが難しくなっています。

 

6月相場も今日明日で終わりです。7月はサマーバカンスで夏枯れ相場がいつもの流れです。市場参加者が少なくなると短期勢が仕掛けやすくなり、思わぬ値動きができる事も予想されます。あいかわらず警戒を怠らないようにして、これからも生き残りましょう。