ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年6月8日の225予想

おはようございます。今日の東京地方は曇り。気温21度。梅雨入りが近いことを思わせる、いまひとつぱっとしない陽気です。

 

さて先週末のNYダウは+829で27110と大幅上昇となりました。これは金曜夜に発表された雇用統計の結果が予想外に改善していたことが大きいと思われます。もっとも数値が悪くても需給的には買われるしかなかったのでしょうけど。

 またOPECによる原油の協調減産開始、および原油消費の動向などによる原油価格上昇から、世界経済が回復しつつあることも期待されており、全体的にリスクオンが続いているのでしょう。

 

現在の株高はひとえに以下でつぶやかれているとおりでしょうね。

 

さてそれではチャートチェックです。ただいま08:05。まずは日足から。

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金曜日の予想で、崩れそうに見せて買われるのではないか?としてましたが、果たしてそのとおりで、寄り付きこそ若干弱含みの動きを見せるものの結局買われて高値更新し、さらに米国時間で指標発表後に買いが殺到してさらに23200まで一気に駆け上がります。

 

問題はここからで、今週末はMSQを控えていることもあり、もしかしたらそろそろ転換点を迎えるかもしれませんが良く解りません。

 

先行線がおだやかに変化して始めますので、これに従ってモメンタムリボンはここからはさすがに頭が重い雰囲気が出てきます。もちろん、ここからさらに上放れもありえますが、そうなると目標値が25000あたりになってしまいます。上記の対GDPでの経済対策比率ではそのあたりも考えられるのでしょうけど、ここはなんとも言えません。乖離チャートは上に突き抜けてますので、このままどこまで広がるのだろうといった感じです。

 

60分足です。

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先週後半は揉み合いからペナントを形成して上放れしています。モメンタムリボンでは陽転サイクル延長の形になっていますが、サイクルの期間としてはちょうど現在が中間地点あたりとなりますので、ここからは次のサイクルに向けての動きとなるでしょう。60分足では5月22日から陽転サイクルが連続しており、ほとんど調整無く買いのフローが入り続けていることを示しています。やはり大口が相当大きなポジションを取ろうとしていたのでしょう。

 

乖離チャートでは上限バンドを叩いて、ここからいったん陰転サイクル入りする可能性がありますが、若干揉み合いっぽい形になりそうにも見えます。

 

15分足です。

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金曜の米国時間で高値を取った後、引けは若干売られましたが今朝のオセアニア時間で買いが入っています。とはいえ高値を狙っていく動きではなく、特に意味のある動きでは無いと思われます。

 

モメンタムリボンでは揉み合いの形で方向性が見えません。陽転サイクルが延長されていますので、ここは少し調整が入りそうです。乖離チャートは陽転サイクルを推移していますが、こちらも方向性が見えません。

 

おそらく東京時間の寄り付きは売り買い拮抗で揉み合いの形が続くと思います。その後は若干売りが出てきそうです。60分足でいったん陰転サイクルに向かう動きが出てくる可能性を示していますが、この2週間の買い圧力を見ていると、ここからさらに上放れする可能性もあり、なんとも言えない状態です。

 

いくら金融相場とはいえ、チキンレースっぽくなっていますので、ここは短期トレードに徹するか様子見が正解ではないかと思えます。

 

それでは本日も生き残りましょう。