2020年3月12日の225予想
おはようございます。東京地方はまだ少し寒さが残るものの晴れ渡った気持ちの良い朝です。
連日激しい値動きが続きますが、昨晩の米国市場も大きな下落に見舞われています。
【ダウ平均】-1464.94 (-5.86%) 23553.22
主な原因はやはりコロナウイルス、原油を巡る各国の攻防とSWFの資産売却あたりでしょうか。
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— 水上紀行STAFF (@mizukamistaff) 2020年3月11日
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また本日未明にWHOが新型コロナウイルスの感染拡大に関してパンデミック宣言を出しています。これにより、よりセンチメントが悪化するかもしれません。
それではチャートをチェックしてみましょう。ただいま08:30。日足からです。
連日の上下は幅のある鯨幕相場の様相を呈してます。安易ではありますが、この順番でなら本日は陽線が立つ事になるでしょう。モメンタムバー、乖離チャートいずれも下側への乖離ですから、ここはリバウンドがあって良さそうに見えます。ただし下落幅が大きかったため調整にもそれなりに時間が必要です。少なくともMSQを過ぎるまでは動きづらいのかもしれません。
60分足です。
昨晩、米国市場の寄りからいったん売り込まれたものの、夜半過ぎに切り返しを見せましたが、売り圧力には勝てずに18940と19000を割ってしまいました。モメンタムバーは現在陰転サイクルを推移しており、そろそろ切り返しても良さそうです。乖離チャートでもいったんは下限レンジにタッチの後に反転している最中です。
おそらく東京時間はまた午前中ある程度の強さを見せ、後場はボックスの動きになるかと予想します。
もちろん、この地合ですから油断することはできません。突然売り思惑が入り、大きく値を崩す可能性も十分あり得ます。
次に15分足です。
ちょっと15分足は不穏な雰囲気です。現在のオセアニア時間で売られており、普段なら寄りに向かって切り返しの可能性が高いのですが、モメンタムバーがトレンド延長の可能性を少し見せています。シグナル的にはまだ上を示していますが、ここは寄り付きまでの動きに注意しなければなりません。
乖離チャートでもいったん陰転しそうな雰囲気も見せていますが、なんとなく無理矢理っぽい感じもします。
すこし難しいところですが、東京時間の前場は上で予想したいと思います。
まだまだ難しい地合が続きますが、今日も生き残りましょう。
18:00 反省会
本日も激しい値動きとなりました。若干上目線で予想していましたが、今日は完璧に外れた感じです。やはり下落トレンドがいったん収まるまでは手出し無用でしょう。
15分チャートで今日の動きを追ってみましょう。
まず寄り前のオセアニア時間を若干売られ気味で東京時間寄り付きとなります。しばらくは底堅い動きを見せましたが、10時からトランプ大統領によるビデオ演説から雰囲気が一変します。
おそらく市場は経済対策等を期待していたと思われますが、声明では欧州からの入国制限が主となり、経済対策についてはあまり深く触れませんでした。この直後から株は売られ続け225で1000円を超える下げとなりました。
朝方イヤな予感のした15分足のトレンド延長予想が当たってしまった事になります。ここからはズルズルと売られ続け、途中14:00頃に買い支えが入るものの、東京市場のクローズ、欧州市場のオープンから再び売られ続け2017年4月以来の18000を割れとなりました。
さすがにここまで来ると、まったく先が読めません。また明日はMSQでもあり、数々の思惑が入ってきますので、さらに混迷を極めるといったところです。
チャート上で見られるこの後の動きとしては、いまだ下トレンドの最中ですので、値動きがいったん落ち着かないと新しい方向性を読む事はできません。乖離チャートでもボラティリティが広がり、下限レンジを抜けることができませんので、いずれは反転するでしょうけど、いつになるかはまったくわかりません。
異常な状態ですから、手出しは無用です。落ち着くまでは眺める程度にしておきましょう。