2020年3月13日の225予想
おはようございます。今日の東京地方はうすぐもり。春らしい陽気の中、気持ち良く目覚めることができました。今日も良い一日でありますように。
さて、昨晩の米国市場は大荒れとなってしまいました。
ごらんのように全世界株安です。225がCFDベースで2611の下げ、ダウCFDで2951の下げを初めとして、全世界でリスクオフに入っています。
この原因はもちろん、コロナウイルス感染拡大による経済活動の停滞懸念、中東とロシアの原油を巡る応酬が原因ですが、昨日のトランプ大統領による演説、およびECB理事会で具体的な対策がでてこなかった事による失望から売られているのかもしれません。
またドイツ銀行のCOCO債の返済オプションの見送りなど、あまり先行きの良くない報道も流れてきます。ドイツ銀についてはTLに解説がありましたので転載します。
今回のドイ銀騒動の一番ニュートラルな報道
— master_k (@master_k1805) 2020年3月12日
「ドイツ銀行が返済を見送るのは
総額12億5000万ドルのAT1債
AT1債は偶発転換社債(COCO債)の一種で
銀行発行の債券としては最もリスクが高い
償還期限がない永久債と同等に扱われるが、償還可能日を迎えれば返済できる」https://t.co/n5RTdJGULp
では今日もチャートチェックです。ただいま08:45。まずは日足チャートから。
一番底はまだまだだった模様です。ここまで下げてしまうと、テクニカル的は異常値としか言い表しようがありません。昨日までの値動きが平均の範囲内に収まり、現在値が下放れした状態です。
今週中にどこかで底堅い動きに移ってから、いったんの戻りを予想していたのですが、下抜けしましたのでトレンド延長です。日足でのトレンド延長はアベノミクス初期の上昇トレンドで1度見ただけで、下落トレンドでは少なくともチャートで確認できる範囲内では初めてです。
こうなると手出しは無用。見守る以外にありません。
60分足です。
こちらでは10日から始まった下落トレンドがそのまま続いている事がわかります。現在では下げが一服した状態。モメンタムバーからも伝わってきますし、乖離チャートも同様にいったんは底打ちの形に見えます。
通常であればここから切り返しを期待したいところですが、なにせ地合が地合ですので、予想通りに行くかはわかりません。おそらく切り返せると思う程度にとどめます。
15分足です。
ちょうど東京時間の先物が寄りついたところです。いったんは反発の動きを見せています。モメンタムバー、乖離チャートともに切り返しの可能性を臭わせています。なんともむつかしいのですが、17000回復で値固めできるようであれば、今回の下落はいったん一休みですが、ここから下に抜けるとさらに底なし沼になります。
東京時間で現物株が動き出すと相当な投げがでると思われます。寄り付きからしばらく、できれば数日間は様子を見た方が良いでしょう。
では本日も生き残りましょう。
18:15 反省会
今日も一日おつかれさまでした。なかなか激しい値動きな一日でした。15分足で今日の動きを追ってみましょう。
寄り付きから売り買い交錯で、安値に押し込まれそうな場面も見えましたが、後場から大きな買いのフローが入りだし、一時は18000を回復。引けにかけて売られるも、なんとか17000台を護ることができました。引け後は再度安値まで売られるも、再度買いが入り現在は17400台で揉み合いとなっています。欧州も下落が一段落した模様で比較的安定した値動きとなっています。
チャート的には、やっと15分足でも陽転サイクル入りできましたので、長かった売りトレンドはいったん収束し、すこし安定した値動きが期待できます。乖離チャートでも再度バンドが狭まりつつあり、ボラティリティが低下し出している事を示しています。
この後はやはり米国時間で方向性が決まるかと思います。現在の値を維持できるのであれば、米国時間でも上昇トレンドを継続し、寄り付き辺りから少し強めに上昇することが期待できそうです。ここから米国時間までで17100を割れない事が条件になります。
来週はこの激しい動きも一休みとなるのではないでしょうか。
それではまた来週も生き残りましょう。