2020年3月10日の225予想
おはようございます。今日の東京地方はあいにくの雨模様ですが、寒さは去りすごしやすい朝です。
さて、陽気は春に向かって着実に進んでいるものの、株価は昨晩の米国時間でも大荒れの模様です。
ここでいくつか気になる記事を転載します。
振り返り
— TEAM ハロンズ (@TeamHallons) 2020年3月9日
9日12:25 アーダーンNZ首相
「イランと中国からの旅行者はコロナウィルス対策としてもう7日間隔離する」
9日12:51 麻生財務相
「神経質な動きがある感じは受けている」
「しばらくよく見ておき、慎重に見極める」
「為替介入の可能性にはコメントしない」
昨今の 株価下落等を受けて各国政府等関係者のコメントがまとめてありますので、一読しておくと良いでしょう。
昨夜の米国市場、ダウは2013ドル下落、米国株でのサーキットブレーカーを見たのは、おそらく初めてです。VIXも62.12と信じられない値を出しています。
株価下落の原因は後々明らかになるでしょう。現時点ではロシア、中東諸国による原油安誘導とコロナウイルスによる経済停滞を懸念あたりでしょうか。
それではチャートをチェックしてみましょう。ただいま08:10。まずは日足から。
昨日は窓を空けての下落でしたが買い方の抵抗も多少は見られます。今日の日足を下ひげ陽線で終わらせることができれば一番底を打った可能性が高くなります。個人的には昨夜の安値がいったんの底だったのではと考えています。
チャート的にはモメンタムからローソク足が下に離れています。乖離チャートも下限レンジをはみ出ていますので、ここはオーバーシュートであると考えて良いかもしれません。期間的にもほぼ前回の陽転サイクルの半分程度は消化しているように見えますから、ここから陰転サイクルを目指して良いのではと考えます。
次に60分足です。
昨日のギャップダウンでチャートが壊れましたが、徐々に形を整えてきています。60分足では重要な位置をやっと上回ることができており、ここから陽転サイクル入りできそうです。モメンタムチャートでは上シグナル点灯が確定しています。乖離チャートでも同様で、ここは一端の底打ちができたのではないかと判断しています。
もちろん本日の東京時間は、傷ついたポジションを落とすための投げが相当出るはずですから予断は許せません。下警戒をしつつ様子を見守ることにしましょう。
15分足も見てみましょう。
昨晩のCFD安値は22:00の18500でした。昨日より欧米はサマータイムに入っており、開始時間が1時間早まっていますので、NYの寄り付きは10:30からとなっています。チャートからはそれまで売り込まれていたのが、米国時間開始とともに抵抗が入りだし、以後は揉み合いになっていることが解ります。他にもいろいろと気がつくことがあり、雰囲気の変化を感じます。
モメンタムチャート、乖離チャート共に今朝方から上昇トレンドに乗っています。今日はめずらしくオセアニア時間の仕掛けが反対方向に動いています。これが何を示すのか、これまで経験が無いことなのでなんとも言えません。
この後ですが、おそらく東京時間は寄り付きからは売り買い錯綜でけっこうな値幅が出そうです。そして後場はボックス。おそらくジワジワと値を回復する感じでしょうか。
とはいえ、やはりこの地合で手を出すのは危険ですから、しばらくは様子見が良いでしょう。
それでは本日も生き残りましょう。
17:00 反省会
本日もお疲れ様でした。今日の値動きのまとめです。
15分足で検証しましょう。
寄り前まで強い買いが入り、反発を期待させるものの、寄り付き直後から売りが入り18880まで押されてしまいます。ところが10時頃から強い買いのフローが入りだし、一気に19950まで買い上がられます。
モメンタムチャート上では明け方より始まったトレンドに短期筋の仕掛けが入ったものの崩されることは無かったように見えます。乖離チャートでも同様です。そして引け後の15:00で東京市場のクローズとともに下げはじめています。おそらく日中は大口による資金が入っていたものと思われます。
また今回の下げは原油安を仕掛けた中東系のSWFの売りが原因ではないかとの噂がネット上に流れています。ちょうど3月は期末の益出し売りが出る時期でもありますので、中旬くらいまでは下げても不思議の無い地合です。
現在の動きは東京時間で上げすぎた調整を現在行っているところかと思います。この後は米国時間まですこし上気味でボックスを描き、米国時間でも上を目指すまでは行かないまでも、下げた分の回復はありえるのではないかと思います。また夜半から新しい動きが出てきそうです。そして本格的な動きは明日の東京時間寄りあたりと予想します。
まだまだ値動きが落ち着きませんので、引き続き注意が必要でしょう。