ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年1月の225

おはようございます。

 

本日の日本時間8時に英国が欧州連合を離脱します。なにかと課題を残していますが、とりあえずは一区切りとなりました。また中国の新型コロナウイルスによる感染拡大はまだ収束する目処がみえません。そして来週月曜日は上海市場が春節の休みから開けて動き出します。

 

今朝はダウが600ドルの下落と久しぶりに大きな下落を見せました。さまざまな要因を控えた週末ですから当然のようにリスクオフに走っています。そして、いつもの世界のリスクを一身に受ける東京市場がまた月曜日に見られるわけです。

 

来月の予想は後ほど触れるとして、2020年1月の225の動きを振り返ってみましょう。

 

まず昨日の動きを15分足で見てみます。

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東京時間の10時に23400の高値をつけた後は、調整を入れながら売りが継続しています。昨日予想したとおり、18時の変化点を下に抜けましたので、トレンドを延長し、現在は22731、先物は22650で引けています。チャート的には特に見るべきものはなく、移動平均交差法のセオリー通りの動きです。

 

この後は月曜寄り付き頃に変化点を迎えますが、ここでまた下に抜けると500程度の下げがあるかもしれません。

 

次に1月の動きを日足で見てみましょう。

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23470で迎えた2020年は東京市場が開いていない正月休み中に中東情勢を原因とするリスクオフから売られ、それを東京市場が受ける形で下値を試しに行った後に、懸念後退からの大幅高で24000を回復、17日に天井を打ち1500ほどの下げを見せています。

 

チャート的には正月の23000割れがバンド下限、17日の24140がバンド上限にそれぞれタッチしたことによる折り返しに見えます。

 

昨年末につけた24140が上げすぎたため、年末から正月にかけて値をさげて調整、そしてこの調整で今月24140に再度チャレンジして48日線に勢いが無くなってきたので下げてきたと考えます。典型的なダブルトップの動きと見て良いかもしれません。

 

27日のギャップダウンが先行線の変化点にタッチして発生している箇所は注目すべきでしょう。

 

そして今朝の22600はバンド下限。ただしここからまたバンドが広がる可能性もありますので気が抜けません。

 

次の変化点は2月5~7日辺り。現在は下げすぎですので、すこし戻りがあるかもしれませんが、さまざまな要因を考慮するともう少し下があっても良さそうです。目安としては21500~21800あたりでしょうか。

 

 

2月相場も荒れそうです。今月もリスク管理を徹底して生き残りましょう。