ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年11月10日の225チャートチェック

おはようございます。今日の東京地方は晴れ。気温9度。少し肌寒く感じますが気持ちの良い秋晴れの空です。

 

昨日のNYダウは+834、29157と大幅上昇。一時は29930と30000まで目前に迫る場面もありました。これはファイザーによるコロナワクチン開発に進捗が見られ、月末にも緊急使用許可が下りる可能性があると報道を受けたことによるものです。昨晩の20時45分頃報道が伝わると、わずか15分で日経225先物は25000を一気に突破し25750まで。その後米国時間では25890とこちらも26000を目前まで上昇しています。

 

昨日の動きについてはTEAMハロンズさんの投稿を参照ください。

 

 

ではチャートチェックです。ただいま07:45。15分足です。

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昨日は朝のオセアニア時間で若干調整する気配が見えたため、このまま調整入りと予想していたのですが、東京時間が始まってみると断続的に強い買いが入り24950まで上昇します。これといった材料も無いのに高値を取ってくる点が不思議だったのですが、今から思えばコロナワクチンの情報がこの頃には一部に伝わっていたのかもしれません。その後20:45頃に報道されると一気に25710まで駆け上がります。さすがに昨日あたりで売り方は撤退しているのか、かなりのショートカバーを巻き込んだらしい動きとなりました。米国時間で高値を付けた後は、さすがに利益確定なのか若干の売りがでています。

 

このためモメンタムリボンは現在陰転、移動平均も陰転サイクル入り。乖離チャートは下限バンドを探っている状態です。現在変化点を通過中で東京時間寄り付きあたりの動きで方向性が決まります。このまま反発できるなら、再度25500を伺いそうですが、さすがに今日は調整を入れるでしょう。下限は25000あたりでしょうか。

 

ただし昨晩マザーズ先物NASDAQが早い時間から売られていたことが気にかかります。これはコロナウイルス感染拡大によって、いわゆる巣籠もり銘柄と呼ばれる新興市場の株価が期待剥落から売られたことが原因で、今日の日本時間でも同様の動きとなるでしょう。もしも新興市場のマインドが悪化すると、他の大型にも波及する可能性があり気が抜けないと考えます。

 

60分足です。

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こちらも15分足と同様です。先月末は22890の安値をつけていますから1週間ちょっとで2000円上昇したことになり、コロナショックによる下落と逆の動きになったかのようにも見えます。さすがに陽転サイクルが延長しすぎてますので、この後はいったん調整入りして良さそうですし、乖離チャートは上に強くオーバーシュートしているため、これを修正する動きはそれなりに強くでるはずです。

 

変化点は10~12時頃。モメンタムリボンは現在のところ陽転ですが、10時頃に陰転することを示しています。25300を割れるなら今晩あたりに移動平均も陰転サイクル入りすることでしょう。乖離チャートは一足先に陰転サイクル入りしていますので、この動きはしばらく続く物と予想します。

 

大統領選の年は荒れると予想していましたがここまでとは想像もつきませんでした。来年はすこし穏やかな株式市場になって欲しいものです。

 

それでは本日も生き残りましょう。