ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年5月8日の225予想

おはようございます。今日の東京地方はうすぐもり。気温12度で過ごしやすい朝です。

 

昨晩のNYダウは+211で23875でクローズ。前日比では高値となっていますが、ここのところの値動きと同様に、寄り付きは高値、場中で高値更新するものの、引けにかけて売られて陰線をひくパターンですので、あまり内容は良くありません。

 

高値を取った理由は主に原油価格の回復ですが、売られた理由はいまひとつ分かりません。ただしコロナウイルスを原因とする経済活動はいまだ停滞していますから、株高になる理由は、日本国内は日銀によるETF購入が進んでいる事、米国であればFRBによる株等の購入計画がささやかれている事あたりを期待されて、先回りの買いでも入っているのでしょうか。ここらへんは良く解りません。

 

さてそれでは今日もチャートチェックです。ただいま08:00。まずは日足からです。

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あいかわらずの動きで特に注目すべきところは見当たりません。昨日が陽線で持ちこたえた形です。もし崩れていれば一気に陰転サイクル入りですがなんとか持ちこたえたようです。

 

ただしモメンタムリボンが来週辺りからねじれます。現在陽転サイクルを推移中ですので次は陰転サイクル入り。おそらく来週辺りに動きがあるでしょう。あいかわらず警戒は怠らない方が良いと思います。

 

60分足を見てみましょう。

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昨晩は反省会を忘れてしまいましたが、昨日の予想通りに上げてきました。強い上げに見えますが東京時間では300円幅でしたのでそれほど強い印象でもありません。ただし夜間で更に高値を取っており、引けにかけて崩れたNYダウに比較すると意外感があります。これはSQを控えた東京市場の特殊要因かもしれません。

 

モメンタムリボンは現在ほぼ横這いで陽転サイクルの半分を消化していますから、あと12時間程度を目安に次に動きが出てくるはずです。乖離チャートではバンド上限を打って反転し下げに向かっているように見えますが、実際の値動きは横這いですのでサイクル延長の可能性もあります。ここは読みづらいのですが、おそらく少し下方向への動きになると予想します。

 

15分足です。

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モメンタムリボンの動きを追うと昨日の高値取りの様子が良く分かります。昨晩の21時頃に下げのシグナルが出たのですが、ここは持ちこたえた様子です。

 

この後の動きは、東京時間寄り付き後に新しい方向性が出ることを示しています。おそらく、いったん下に行くと思うのですが、強く崩れる感じはしません。揉み合いに入るのでしょう。その後、お昼頃にも転換点があります。ここを上放れすれば、また20000円台も見えてきます。19800台を維持できるかどうかでしょう。

 

乖離チャートでは陽転サイクル入りしたばかりですが、比較的長時間の揉み合いに入っていますので、ここからの方向性が良く見えません。いずれどちらかに放れるとは思いますし、次は陰転サイクル入りですので、おそらくどこかで下げるとは思う程度までしか分かりません。

 

そして本日は東京時間でSQ、米国時間では雇用統計と重要イベントを控えています。また週末金曜日ということもあり、今日の予想がしづらいのはプレーヤーが様子見に入っているからなのかもしれません。

 

ひきつづき警戒しながら値動きを追うことにしましょう。それでは本日も生き残りましょう。

 

 18:40 反省会

本日もお疲れ様でした。本日の東京市場は強い上昇でした。15分チャートで確認しましょう。

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SQ日でしたので多少の波乱は覚悟していたのですが、先物市場寄り付きから断続的に買いが入り10時前に20000を回復です。予想していた変化点の前に上放れした形となり、上昇トレンド入りし、乖離チャートも一気に陽転サイクル入りです。その後も断続的に買いが入り20200の高値を付けた後は若干の調整入りです。

 

今朝の時点で見落としていたのですが、4時間足が陽転サイクル入りしていたため、上方向の可能性をもう少し見積もっておくべきだったなと今更ながらですが反省しています。

 

今日の上昇は米中要人による電話会議結果がポジティブ方向であったため、および現在の自粛解除が近いなどの材料が重視されてのリスクオンとのことですが、本当のところは良く解りません。実体経済の悪化はここから本格的に始まるでしょう。おそらく各国はより一層の経済活性化に関連する政策、対策に動くことでしょうから、それらを見極めたいところです。

 

 

とは言え、トレンドができているなら乗るしかないのが投機でしょうから、ここは流れに乗るべきなのでしょう。

 

さて、この後の動きですが、今晩は米国の雇用統計が控えています。当然のように悪化しているでしょうが、市場がどのように受け止めるかに注目です。