ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年5月5日の225予想

おはようございます。ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか。休みだからといってチャート分析をサボると腕が鈍りますので今日から再開したいと思います。

 

まず昨晩のNYダウは+26で23749と小幅高。ただし4日の東京時間にCFDベースで23330あたりまで大きく下落していますし、4日寄り付きも23530あたりでしたから、良く戻したものだと思います。この下落は対中報復関税に関する発言などがきっかけとなって発生したもので、タイミングはともかくある程度は予期できていたかと思います。その後は原油価格の持ち直し等いくつかの要因で買いが入った模様です。

 

とはいえテクニカル的に見てみれば、これらの材料如何に関わらずある程度の値動きを予測できなければなりません。

 

それではいつも通りにチャートチェックしてみましょう。ただいま14:20。まずは日足チャートから。

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相変わらずのボックスですが、徐々に下値を切り上げながらトレンドは上向きになってきました。やはり先日の20000台乗せがトレンドに影響しているのでしょう。4日の安値は下ひげを形成し本日の陽線につながっています。ローソク足で読めばここからは上昇が期待できるところでしょうが、ボクの手法ではあくまで仮の基準値(モメンタムリボン)から上方、下方に乖離しすぎたため修正を行っていると解釈しています。

 

先行線は変化点を抜ける辺りですから、ここから方向性が見えてくるはずです。中心線がわずかに上昇に転じていますが、現在は陽転サイクルの中盤を越えたところですから、ここからは陰転サイクル入りで、若干下げる方向ではないかと思います。乖離チャートでは一足先に陰転サイクル入りです。乖離チャートでは3月25日からの陽転サイクルが揉み合いで延長していますから、次の陰転サイクルは少し長めになるかもしれません。

 

次に60分足です。

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昨日の安値までほぼ一直線で売られ、下ひげを形成した後にモメンタムリボンは転換、今朝方陽転サイクル入りしています。先行線が今晩の20:00頃に転換点を示しており、ここで次の方向性が見えてくるはずです。モメンタムリボンからは方向性が読みづらいのですが、乖離チャートでは上へのオーバーシュートを形成しつつありますので、ここはいったん下げるのかもしれません。

 

日本市場は休場のため思惑と裁定だけで動いているはずですから、そこまで無茶な値動きはできないと思うのですが、ここらへんは大口の参加者の胸三寸といったところでしょうか。

 

15分足です。

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こちらは昨晩の反発と上昇トレンド入りが良くわかる動きです。昨日の安値で下ひげを形成した後再度安値を試して失敗、これで買いに転換したのでしょうか。モメンタムリボンは今朝未明の02時頃に陽転サイクル入り、変化点を無難にこなして上トレンドに乗ってきています。乖離チャートでは現在ペナントの形で、上下の振幅を見せながらも徐々にボラティリティが現象していることが解ります。そろそろ上昇も鈍ってくる頃かと思います。今晩のNYはいったん調整が入るかも知れません。

 

さてさてどうなるでしょうか?