ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年2月5日の225予想

おはようございます。

 

昨晩の米国市場は予想通りの強さを見せ、ダウは前日比+407の28807まで戻してきました。新型コロナウイルスによる感染拡大懸念の緩和からリスクオンに動いてきた等報道されています。

 

1月30日の下落は新型コロナウイルスの懸念に加え、IOERの引上でリスクオフに動いたというところではないでしょうか。

 

そして2月3日から中国人民銀行による経済支援策はもちろんですが、昨日の株高はRBAの政策金利据え置きと強気の声明、FRBによるシステムレポの継続なども大きく影響しているのでしょう。

 

各国の経済刺激策、金融政策に一喜一憂する世界経済は、まあ考えてみれば当たり前といえば当たり前です。

 

さてそれではチャートをみてみましょう。まずは日足から確認します。只今7:50です。

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昨日の大幅反発により、日足は今回の下落が始まる1月27日の水準まで戻すことができました。ただし27日に出来たギャップはまだ埋めていません。ここを埋めるかどうかが重要でしょう。

 

チャートではちょうど変化点にさしかかっている位置で、昨日まで下げすぎていたことからチャートの整合性を取りに来たという見方もできます。次の変化点は12日あたりで、ここからはすこし値動きが穏やかになるかもしれません。ただし48日線の予測がまだ下を向いていますから、長期では下落トレンド最中であると考えます。

 

乖離チャートでは陽転サイクル入りしたところで、ここからは上限レンジを試しに行く展開かと思われます。とはいえ上限レンジが下がりつつありますので、上昇トレンドに乗るためには、ここからさらに上昇を続ける必要があります。

 

次に60分足を見てみます。

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昨日の上昇トレンドは一段落し、ボックス入りの様相を呈しています。ちょうど変化点にさしかかった02時頃から上昇が停まった感じです。ここからは先行線との収束に向かい新しいトレンドを作りに行くと思われます。

乖離チャートでもボラティリティの減少を示しており、また陰転サイクルに向かっていることから、いったん調整入りしそうな雰囲気です。さすがに一日で上昇しすぎたので多少の調整は必要でしょう。乖離チャートのボラティリティの減少が極端なところが多少気がかりです。

 

次に15分足を見てみます。

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こちらも60分足と同様に昨晩の02時頃から上昇が一服しボックス入りしていることが解ります。乖離チャートからもボラティリティが極端に減少していることも解ります。

 

この後はどちらかに抜けて新しいトレンドを作りに行くことでしょう。

 

まだまだ気が抜けない状態ですが、本日も生き残りましょう。

 

以下に本日気になった記事を追記しておきます。

 

 

 

18:25 追記

17:30頃、新型コロナウイルスのワクチンが開発されたとのニュースが流れにわかに買いが入りだし、225は23600を回復して27日のギャップを埋める展開となりました。

 

今朝方日足で上限レンジを試しに行く旨の予想をたてましたが、わずか30分程度で達成してしまいました。

 

15分足をみてみましょう。

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寄り付きこそ弱含みとなり日中は調整の動きとなりましたが、17:00過ぎから徐々に買いが入り始め17:30に急激に上昇。30分ほどで23500を越え、さらに30分で23600までと300ちかい上げとなっています。

 

チャートでは陰転サイクルが収束するタイミングでありましたが、これはちょっと想定外です。

 

18:30と20:30頃に変化点があります。18:30は現在通過中でおそらくショートカバーらしき買いが入ってきていますので、もうしばらく上昇した後20:30あたりから新しい動きが出てくるかと思います。

 

注目のスーパーチューズデーまでまだ1ヶ月ありますが、このまま株高を演出しつづけていくのか気になるところです。