2020年1月6日からの値動き予想
年末年始の休み中は、いくつかのテクニカル分析について少し突っ込んだ検証と、疑問点の改良方法、それらを実現したツールの紹介などを一気に書き進めました。
まだまだ書きたいことはあるのですが、説明するための文章に落としこむ作業は意外と負担になるため、適当に休息を挟みながらのんびり続けたいと思います。
また、ただいまダニエルツールのDN_MAFCDに標準偏差バンドを実装しており、こちらの開発に少し手こずっていることもあり、ブログがおろそかになるかもしれません。
さて、本日2020年1月5日、大発会の6日を前日に控え明日からの日経225の値動きについてちょっと考えてみます。
以下のチャートは、日経225CFDの日足を2019年1月21日から表示させたもので、普段ボクが分析にもちいているチャートそのものです。これをベースにしてここからしばらくの値動きを考えてみます。
3日のNY時間は、米国によるイラク攻撃が材料となり長い陰線をつけており、日経225CFDで550円程度の下げ、クローズにかけて若干戻しましたが23313と400円の下げになりました。
ただし日足で見ると2019年12月16日の24168が高値になっており、ひとつの目安である5日線を12月19日で明確に割りました。これにより下げトレンド入りした可能性が出てましたので、この辺りから下げ目線で見ていたのですが、2019年はさまざまな特殊要因が重なっていたこともあり一時切り返しそうなそぶりを見せていました。最終的には12月30日の陰線で下げトレンドが確定した形になり、チャート中のピンク色のバーチャートで示すモメンタムチャートでも完全に陰転入りしていました。
このモメンタムチャートは、過去の値動きを参照すると理解いただけるように、いちどトレンドが変化するとそのモメンタムはしばらく続きます。また下段に示したDN_MAFCDによる乖離チャートでもいったんマイナス側に入り込みましたので、よほど強い買い意欲が入らない限りは1週間~はこのトレンドが続くものと思われます。ただし緑色の点線で示した標準偏差バンドを3日の下げで下抜けてますので、ここは下げすぎからの戻りの可能性もありますので、注意して値動きを見守りたいところです。
この後1月9、10日あたりに転換点がありますので、ここまでに切り返せず下抜けするようですとすこし長め調整が入るのではないかと予想します。
ただしここしばらくの日本株は米国の政治的要因で大きく変化しますので、現在の緊張状態が解けるようなことがあれば株価も回復するでしょう。
予測としては方向性がいまひとつ掴みづらい状況ですが、ボク個人的な見解ではしばらく下目線です。