ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

ボリンジャーバンドについてのつぶやき

 
ちょっとボリンジャーバンドについて、こっそりとつぶやいてみる。なお、これらはダニエルの個人的な意見なので、もちろん真実とは違っているかもしれないことは、あらかじめ断っておきます。
 
ボリンジャーバンドは一定期間の標準偏差を求めて、平均値からの乖離を評価する手法で、標準偏差値を1σ、倍で2σ、それぞれ平均値から±してバンドを描いて、現値の位置を評価するってやつ。
 
ざっとエクセルで描くとこんなかんじ。
正規分布の理屈だと各データは1σ内に68%、2σ内に95%が収まるはず。であれば、2σを越えてた場合は、いずれ戻るはずとかって理屈。実際にはσが追っかけていくので、そう簡単にはいかない。あと重要なのがボージとスクイーズで、それぞれトレンドの終了、開始を予期させるとかなんとか。
 
ちなみにこれは見れば解るとおり、2015/4~5の25日分を抜き出して描いたもの。これだけみれば、なんとなくそーかなーみたいな感じだね。
 
あくまで私見だけど、統計解析なら母集団をある程度定めといて、個々の値を評価したほうが間違いないんじゃないかと思うのよ。どういうことかって言うと、評価する対象の25日分だけ抜き出し母集団として固定し、それぞれの値を正規分布で評価する。
 
つまりこんな感じ。 標準偏差の時間軸における連続性は排除して、あくまでその期間として評価する。たとえばこの図なら、この期間における最新の値に至るまでは高値を形成しており、2σに近づいてはいるけど上昇トレンドの最中であるとか。
 

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標準偏差による株価の評価例
この後は実際に6/24に高値更新、ダブルトップっぽくなって8月に下げる展開。面倒なのでこのあとのチャート作るかは微妙だけどw あとボリンジャーバンドの情報を適当にネットで拾っただけで、原著読んだわけじゃないから、本当の理論は知らないんだけども。
 
ただ標準偏差は不要かというとそんなことは無くて、標準偏差の変移だけを値動きとは分けて別なチャートに描いて参考にするのはありだと思う。
 
まあ何が言いたいかというと、ボリジャーバンドにせよテクニカル解析は機械的に当てはめるんじゃなくて、今の値を形成した背景を想像しながら、未来値を予測するほうがいいんじゃないってこと。 ときどき書籍やサイトで書いてある事あるけど、チャート終わりのさらに右側を見ようってね。