ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年9月11日の225チャートチェック

おはようございます。今日の東京地方は晴れ。気温27度、湿度もそれほど高くなくですごしやすい朝です。

 

昨晩のNYダウはー405、27534と下落で、激しい感じの値動きが連日続いています。寄り付きは高値で始まったのですが、徐々に値を消して大引け前に22447の安値をつけています。下げた要因としては米国の対コロナ経済対策法案を巡る駆け引きが一因の様子です。

 

 

では本日もチャートチェックです。ただいま07:30。15分足から。

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激しい値動きに見えますが200円ほどの狭いレンジです。昨日もほぼ予想通り寄り付きで上下の後は頭を押さえる動きでしたが、引け前から買いの思惑が入りほぼ高値引けとなりました。しかし引け後の欧州時間で売られた後、米国時間に向けて買いが入りふたたび23260まで戻すも、NY市場オープンから売りが入っています。NYダウに比べると大した下げではありませんが、それないに影響を受けています。ただし本日は09MSQですから、思惑的な動きが寄り付きからしばらく入って来て、その後は新しい方向性が出ると予想します。

 

すでにオセアニア時間オープンから思惑的な買いが断続的に入っており、23125~23250あたりを目指すような雰囲気です。モメンタムリボンは陽転しており、移動平均は陰転サイクルのボトムから反転。乖離チャートも下限バンドタッチからの切り返しで上限を探る動き。先行線はちょうど現在が変化点です。ここからはいったん上を目指すと思いますが、それほど強くは戻せないでしょう。おそらく23200あたりがせいぜいでしょうか。

 

次の変化点は9:30~10:00頃。ここらへんで上昇が鈍って若干下トレンドの揉み合いに入ると予想します。15分足で見える範囲ではそれほど極端な動きがでるようには思えません。

 

60分足です。

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こちらもあいかわらずのレンジです。上がれば下がって、下がれば上がるの連続でいまひとつ放れそうには見えません。現在の所モメンタムリボンは揉み合い。移動平均、乖離チャートも揉み合いです。若干48本線が下向きで、移動平均では陰転サイクル入りするところをMSQ思惑で支えていますので、おそらくこれは後ほど修正が入ると予想します。新しい方向性がでるとしたら今日の14:00あたりでしょうか。今日の東京時間は方向性に欠ける動きになりそうです。

 

 

日足です。

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こちらも揉み合いが続いていますが、3日後あたりから下げそうな雰囲気です。さすがに日足でのトレンド延長3回目は無いと思います。

 

前回少し紹介しましたが、来週の月曜日に一目均衡表で先行スパンの雲にねじれが一瞬だけできます。これは7月末の下落の影響がチャートに現れているもので、大きな値動きの前兆であるとか、特に気にする類いのものではない等々さまざまな意見があります。テクニカル上での問題ですから、実際に動いてみないとなんとも判断はつきませんが、このねじれについてすこし整理します。

 

6月の高値回復以降で揉み合いが続いていましたが、7月27日あたりから下げだして31日に21700あたりまで調整します。その後急激に回復して23160まで戻して再度揉み合いに入り今日に至っています。

 

この動きにより短期のHL2は一瞬下落、長期のHL2は6月の安値の影響もあり安定しています。それぞれのHL2は26日将来にオフセットされています。これによりテクニカル上は雲がねじれが発生しているように見えますが、実際には26日前に起こった出来事で、その26日前の8月10日は株価が急激に上昇して23000を回復する日となります。

 

おそらく7月末の下落でいったんポジションをフラットにした人たちが存在し、そこから積み上げた売り買いのポジションが、6月あたりから積み上げたポジションとほぼ同値になった日からおよそ1ヶ月後が今日となり、前回MSQから積み上げたポジションの半分はこの位置で今日のMSQに到達しているわけです。ここから雲の先行きを見て行くなら、よほど強い上昇をしないかぎりここからさらに積み上げられる買いポジションの利益は減少していくはずです。ここでこれらの人たちはどのように動くでしょうか。今日あたりからその方向性が見えてくるのかもしれません。

 

それでは今日も一日生き残りましょう。