2020年8月31日の225チャートチェック
おはようございます。今日の東京地方はくもり。すこし蒸し暑い朝です。
先週金曜日のNYダウは+161、28653と続伸、NASDAQ、S&P500も強い動きを見せました。いっぽうの東京市場は安倍首相の退任の報で後場から大きく崩れる展開となっています。とはいえ次期総裁が決まるまでは現在の職務を続けること、また週末に次期首相候補についておおよその方向性が見えてきたことなどから市場がネガティブに反応している様子は思ったほどありません。
ドル円は、菅官房長官が自民党総裁選に出馬する意向を固めた、との報道を受けて105.80円までじり高に推移。
— TEAM ハロンズ (@TeamHallons) 2020年8月30日
そもそもが金融相場で余りまくったマネーの行く先を探している状態で米株が強く動いているため、米国追従の日本株指数もそこそこの強さを見せるはずです。ただし個人マネーが比較的多い新興銘柄はこれに該当しないため、JASDAQやマザーズ銘柄などは若干の注意が必要でしょう。また日本株指数も、なんらかの事情で突然売り崩される可能性がありますので、次期総理総裁が決定し安定するまでしばらくは注意が必要です。
さてそれではチャートチェックです。ただいま07:55。15分足からです。
金曜日の安倍首相退任の報により225はいっきに750円ほど下げました。下にオーバーシュートし戻りを見せた後大引けからは横這いに入り、その後欧州、米国時間までもみ合います。現在のオセアニア時間で反発を見せていますが、これは先の次期総裁の方向性が見えてきたため、市場が落ち着きだしていることを示しているのでしょうか。
モメンタムリボンはいったん米国時間で底打ちして現在は陽転、移動平均も陽転サイクル。乖離チャートは上のオーバシュートができそうです。この後の変化点は東京時間寄り付き後の10時頃。現在の上トレンドがいったん落ち着いて揉み合いに入るものと予想します。おそらく次期総裁が決定するまでは様子見ムードが強くなるのでしょう。方向性の無い動きになることが予想されますので、今週はあまり動かない方が良さそうに思えます。
60分足です。
60分足でも15分と同様に現在は上のトレンドが出来ていますが、戻りが早すぎる
点は気になります。この場合トレンド反転の条件に該当しないので、現在の上げは調整されてしまうかもしれません。また60分足チャート全体はわずかに下落傾向で、黄色の中心線がそれを示しています。変化点は今晩の18時頃。こちらは若干上っぽい感じもしますが、やはり神経質な動きになりそうな気配で、方向性はいまひとつ見えません。
日足です。
日足で確認すると、先週まで感じていたいまひとつ抜けきれない様子が相変わらず続いています。再度6日線、24日線を割っています。ちょうど変化点で下げている点に注目しましょう。金曜日の記事で解説したとおり変化点で下圧力が出ました。不思議なことにチャートはすでに首相退任を織り込んでいたかのような動きです。
日足でも、この後はあいかわらず神経質な展開となりそうです。基本は横這いから徐々に下方向の圧力が出てくるのではないかと予想します。
まだまだ難しい地合が続きます。そして今日で8月相場も終わりです。頑張って今週も生き残りましょう。