ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年4月5日の225短期予測

おはようございます。今日の東京地方はくもりで気温12度。いまひとつパッとしない日曜日ですので、のんびりと自宅で過ごすことにしましょう。

 

今日は225の短期動向についてすこし考えています。日足チャートを見てみましょう。

f:id:hebitsukai2283:20200405081602p:plain

 

先週の水曜からのさえない動きで少しチャート形状が悪くなり、モメンタムも今週末あたりから下がりそうな気配を見せています。乖離チャートでは陰転サイクル入りしたばかりです。この後はそれほど大きい波乱は無いもののさえないボックスの動きが続くのではないかと思います。

 

モメンタムに注目してみましょう。現在値が青バーでこれが今週中は弱々しく上昇した後、6本目からピンク転換して下げ始めています。これは先週のさえない値動きにより形作られています。そしてこのモメンタムは上に描かれた青い先行線とは陰陽の関係にあると考えてください。

 

先行線は6~8日でおだやかに下降を弱める変化を見せており、これに従う形でモメンタムは下げ始めています。おそらくはこの形状を踏襲して値動きも形作られるのではないかと予想します。

 

であるなら今週は前半がすこし強めの値動きで、下げてもすぐに戻せるとは思いますが、後半からはまたさえない動きになると思われます。注意したいのは底抜けの動きで、17000を大きく割ると下トレンド延長の形になってしまい15000が見えてきます。そうならない事を願いますが、まだまだ警戒を怠ることはできません。

 

以下はTwitterに掲載したところ反応があったのでこちらでも紹介します。

f:id:hebitsukai2283:20200405083435p:plain

今回の下トレンドではなかなか収束の動きがみられないので、値動きをすこし細かく分析し、半値戻しの動きを追ってみたところ、このような見方もできることに気がつきました。ひとつのボックスが目立つ半値戻しの動きで、下落しての半値戻しはすでに5回は発生しており、現在は上昇してからの半値戻しの最中にも見えます。

 

これで予想ができるものではありませんが、3月23日の安値で動きに変化が見られますので、とりあえずの底値は見えたのかもしれません。またこの半値戻しの動きは頻繁に見られるので、現在もなんらかのサイクルを形式作っているのではないかと思われます。

 

週足もチェックしてみます。

f:id:hebitsukai2283:20200405084252p:plain

週足でも下トレンドの最中で、乖離チャートでは下にオーバーシュート。ここからは反発が期待できるかなと言ったところ。変化点は5月中旬からとなっており、現値がモメンタムより下、モメンタムもちょっと下げ過ぎな感じがしますので、とりあえず来週、再来週あたりでの大きな下落はないかなといった感じです。4月末頃にはちょっと上の18500~19500を狙えそうな感じもします。急激な変化は無いものの、すこしずつ落ち着いてくると予想します。

 

最後にいつもと趣向を変えて原油の値動きを見てみましょう。

f:id:hebitsukai2283:20200405085037p:plain

今回の株安の原因の一端は原油安が引き起こしていると思われます。その原油価格をWTI先物Miniで追ってみます。日足ベースでは昨年12~今年1月で天井を打ち初期はジワジワと下げていたものが2月から強めに下げだしOPEC会合後に大幅下落、先週でいったん底値を打ったかのような動きに見えます。おそらく乖離チャートでも今週中にオーバーシュートのシグナルが点灯するでしょう。

 

ここ2日間の上昇が強すぎるので調整が入ることもあるでしょうが、とりあえずの底は覗いた形ですので、ここから1ヶ月程度で徐々に値を戻してくるものと予想します。

 

果たして当たるかどうかはその時にならないと解りませんが、ボクの手法は波のある動きであればどのような物であっても対応できるので、考えついた本人でさえ不思議なものだと思うことが度々あります。

 

さて来週はどうなることでしょうか。