ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

2020年2月24日のUSDJPY検証

おはようございます。3連休の最終日、少し寒い朝の目覚めでした。

 

さて、今日は日本市場がお休みなので、CFD225の動きもそれほど無いとは思いますので、いつもと趣向を変えて為替の検証をしてみましょう。

 

ちなみにボクは為替について素人に近いです。あくまで独自のテクニカル分析手法を用いた値動きの検証となりますので、あらかじめお断りしておきます。

 

 

先週は思わぬ円安に見舞われ、ネット上やメディア等において日本の経済状況が良くないのではないか等の解説が行われました。このあたりの要因やこの先の方向性の目安となる材料などについてはネット上で触れられているのでそちらを参考にすると良いでしょう。

 

 

taritariblog.com

 

 

 

toyokeizai.net

 

さて、以下はUSDJPYの日足チャートを2018年12月から表示させたものとなります。このチャートを手がかりにドル円の動きを読み取ってみます。

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このチャート上では2019年4月24日に112.393の高値をダブルトップの形でつけて天井をつけ8月26日に104.444の安値をつけて底打ち、そして先週の2020年2月20日に112.216の高値をつけています。

 

チャートを俯瞰的にみてみましょう。96日線で描いたオレンジと水色のモメンタムバーが大口主体の動きを表していると言って良いでしょう。このチャートをさらに遡り2018年10月24日にこのモメンタムバーは高値折り返しをつけ、ドルが売られ続けています。このチャートの左端で急激に下げているところがVIXショックのあたり、そして中央でモメンタムバーが折り返しているのが米中貿易戦争のあたりとなります。

 

まるで大口主体はすべてが解っていてポジションを取っていたかのように思える感覚さえ覚えるチャートの動きです。

 

そして24日サイクルの赤とグリーンのモメンタムバーは、大口主体の動きの中に現れる「ゆらぎ」となります。ボク達はふだんこのゆらぎの中で右往左往しているわけです。

 

さて、やはり気になるのは先週の急激な円安です。これは別な大口主体がいっきに資金を投入してきたことを示しています。本来であればゆっくりとさらなる円安に向かうはずのところをなんらかの事情によりドルを買わなければならなかった主体が存在するということです。

 

この後の動きはいくつかのストーリーが考えられます。どちらも、この動きはオーバーシュートの円安ですから、いったんは円高に振れます。問題はどこに着地するかでしょう。

 

 

ひとつめとしては水色のモメンタムバーを大きく割り込んで108.5あたりまで円高をつけたのちに、元のトレンドでこのまま円安方向に向かうストーリー。もうひとつは今回の資金流入でかさ上げされたことにより、110を割れるかどうかのところで底打ちし、ちょうどトレンドラインがもう一本上に引かれるかのように推移するストーリー。

 

このあたりでしょうか。ただ、ボク個人のあくまで予感ですが、この円安がもういちど来てダブルトップをつけて、ちょっと行きすぎの円高があるのではないかなという気もします。

 

まあ予測ですから、どうなるかわかりませんが。引き続き警戒するに越したことは無いでしょう。