SuperTrendについて
おはようございます。
今日は市場も動いていませんし、少し他のテクニカル分析に触れてみたいと思います。
SuperTrendについて
本日はTradingViewやMetaTrader4で使用できるテクニカル分析用インディケーターとしてSuperTrendを紹介します。
私は今から6年ほど前に知ってからしばらく運用してた経験があり、他のインディケーターよりは信頼を置いています。またこれを元に自動取引ロボットを開発したりもしました。
SuperTrend自体はインドのマーケットコールス社のRajandranさんが開発したもので、指数系に向いているだろうと書かれていました。
最近はSuperTrend自体もけっこう知られてきて、あちこちに紹介記事が存在しますので、例によってここではこれ自体の使い方について触れることはしません。
SuperTrendのロジックはそれほど複雑なものではありません。
- 指定した期間のATR(AverageTrueRange)を求め、係数をかける
- 当日のHL/2に1を加算して上限レンジを求める
- 同様に減算して下限レンジを求める
- 終値が2または3を上抜、下抜け、いずれかでその方向にトレンド発生または転換
- 抜けない場合は2、3をそのままレジスタンス、サポートとして保持
とこれを続けるだけです。
作者の意図としては、
当日の高値安値の平均値を中心として過去に動いた値幅の平均値をそれぞれ上下に加えることで現在のレンジの範囲を求め、株価がどちらかを抜いたらその方向にトレンドが発生し、レンジも同様に新しく作られる。
といったあたりで比較的単純なロジックですが、考え方としては参考にすべきところがあると思います。
SuperTrendの欠点としては、大きいフローのトレンドについてはそこそこ正確ですが、ボックスなどの動きは苦手です。またシグナルが出た際は、すでにトレンドがある程度進んでいる事が多いように思えます。
SuperTrendのロジック的には、レンジの動きから上下どちらかに抜けるかどうかを分析するのに向いていると思います。となるとボリンジャーバンド、MACDと組み合わせると良い成績が出るかもしれません。
SuperTrendはTradingViewであればライブラリから、MetaTrader4用はマーケットコールス社から入手するのが良いでしょう。マーケットコールス社では他にもさまざまなインディケーターを配布していますので、いろいろと検証してみるのも面白いかもしれません。